- 2007-10-23 (火) 2:03
- SariSari
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昨今、証券会社に対する不信も深まっている感は否めず、
国内市場も不安定さを露呈し、海外からの魅力も薄まっている日本の金融市場ですが、
ここにきてかなりインパクトのある事件が久々に出た感じがします。
そもそも、「分別保管」というものがあるので、
顧客は証券会社や外国為替証拠金取引業者を信用しているわけですが、
今回「エフエックス札幌」ではこの「分別保管」の義務を怠っていました。
もっとも、怠っていたというより完全な虚偽報告だったわけですが、
この結果、被害をこうむるのがまたもやユーザ側という非常に腹立たしい
結果が見えてきました。
まだ、ネットニュースから情報を拾っている段階ですが、
負債総額が23億円で、分別保管を怠った結果、
一般の顧客588人への預かり資金の返還が一部に限定されるとの事です。
個人的な見解としては、
クレディアの過払い金に対する債権の取扱の問題もそうですが、
国として、この対応でよいのか再度考えてもらいたいものです。
分別保管についていえば、
免許を発行した金融庁にも責任があり、
その被害を一方的に消費者に押し付けるのはいかがかと思います。
そもそも、外国為替証拠金取引の過剰な普及と宣伝、
そして、法整備が整わない中での免許の乱行については、
完全に金融庁の落ち度ではないかと個人的には思います。
昨今の消費者金融への規制強化(というか正常化)の流れが続いていますが、
この中でも、金融庁の意向としては、原則、自身の影響力の及ぶ
銀行免許を持っている企業(つまり銀行)に貸金業の中核を担わしたいという
一方的な流れが金融市場への歪を生じさせてきており、
一部経済人の中では問題視されていましたが、
こういった、分別保管義務を怠る業者がいるという事実は、
結果として金融市場の全ての特権を、
やはり、銀行免許取得会社に集中させるべきという議論に
つながりかねないのではないでしょうか。
私個人としての見解は、
銀行業と、その他金融についてはある程度距離を置くべきだと思います。
しかし、こういった心無い業者の愚行が発覚すると、
結局日本の金融市場は、未成熟であり、且つ、魅力の乏しいものになっている(いく)
しかないのかもしれないと思い知らされます。
大手ネットベンチャーの中でいまだ金融事業が形として残っているのは、
ある意味、旧ソフトバンクグループのSBIホールディングスだけなのかも知れませんが、
今後の動向についてはどうでしょうか。
もっとも、SBIグループについていえば、
既に銀行業の免許の取得が確実であり、
既に、決済・証券・ノンバンク等の非銀行業のセクターが
今後、金融庁の主導の中で銀行優位に再編されることがわかっていると思います。
残念ですが、未成熟な市場ではこうなるほかないのかもしれません。
同じ金融業にかかわるものとして非常に残念であり、
怒りを覚えるニュースでしたので、執筆してみました。
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