前回は「go-pear(+Webbased PEAR Package Manager)」の導入まで行いました。
今回は、実際にパッケージの追加からPHP上での取り扱いまで説明します。
説明の順番ですが・・・
- 簡単な機能説明
- パッケージの追加
- PHPソースでの独自パスの追加
の順番で 説明します。
では説明に入ります。
1.簡単機能説明
念のため最初に説明すると、「go-pear」と「Webbased PEAR Package Manager」は
独立して利用できます。
CORESERVERやXREA等のようなSSHやTelnetが許可されている共有・専用サーバであれば、
あえてコマンドラインでの操作を行うことも可能です。
ここでは、「Webbased PEAR Package Manager」の持っている機能について
簡単に紹介します。ログインするとわかりますが、大きく4つの機能があり、「Package Management」
「Package Search」「Channel Management」「Configuration」となっています。「Package Management」はそのままですが、導入済みパッケージの管理機能です。
当然ですが、サーバ管理者が既に導入済みのものは反映されませんので、
あくまでも自身が独自に導入したものの管理のみとなります。
提供される機能としては、「導入済みパッケージの一覧」「アップデート可能パッケージの一覧(およびアップデート)」「PEARパッケージ一覧(名称別)」「PEARパッケージ一覧(カテゴリ別)」の4つがあります。次に「Package Search」です。
これもそのままですが、パッケージの検索と導入が可能です。
検索方法として、名前のみを検索対象とするか、名前+説明を検索対象とするかが選べ、
当然ですが、前者のほうが早いらしく「fast」と記載されています。
この画面は「2.パッケージの追加」でも説明します.3つめは「Channel Management」です。
この機能はあまり利用されない方もいらっしゃると思いますが、
標準で提供されるリポジトリ以外を参照する場合にこの機能を利用して設定します。最後に「Configuration」です。いうまでもなく設定(環境設定)ですね。
デフォルトでは導入時の値を元に設定されていますので、
初期段階で必要項目を設定してあればあまり触ることもないと思います。基本的には、パッケージの追加作業、アップデート作業がメインになると思いますので、
操作的に難しいと感じることはないと思います。
但し、前回も書きましたが、参考画面の上部に警告が表示されている方は、
必ず何らかの対処を行いましょう。
※私のサイトではIPアドレスによるアクセス制限および上位ディレクトリでBASIC認証を
行っておりますので、警告が表示されていますが対処済みです。
2.パッケージの追加
さて、ここからが今回のメインとなります。
といってもあまりにも簡単なので、実は説明するまでも無いわけですが、
一応説明しますね。まず、当然ですがパッケージを探すところから始まります。
今回は、「HTTP_Session」のパッケージの導入を行ってみたいと思います。
「Package Search」画面を開き、テキストボックス内に「HTTP_Session」と入力します。入力後に「Search!」をクリックすると検索が始まります。
入力した条件で該当するものがあればその結果が表示されます。検索結果の画面を見るとパッケージ名のよこにいくつかアイコンがあるのがわかります。
「+」 「i」「i+」の3つです。
「+」は対象パッケージの追加を行う際にクリックします。
「i」と「i+」は対象パッケージの情報を見る際に使います。「i+」の方が詳細を確認できますが、
こちらは「pear.php.net」に移動することとなりますのでご注意ください。今回は「+」をクリックし、対象パッケージの導入に進みます。
クリックするとダイアログが開き「Please be while downloading "パッケージ名"」
と表示されますので、問題がないようであれば「OK」をクリックしてください。
すると、インストール状況と、インストールの結果が表示されます。上の画像を見るとわかりますが、
表示される内容は普通にPEARをコマンドラインから利用した場合と同じです。
ですので、表示されている警告や、依存関係パッケージ等の情報を確認し、
必要なものがあれば続けて導入するようにしてください。
3.PHPソースでの独自パスの追加
さて、最後は実際に独自に導入したパッケージの利用方法ですが、
いくつか方法はあります。
ひとつは、あらかじめ設定されている「include_path」を確認し、
「.htaccess」に既存のパスと、独自のパスを記載する方法です。
この方法のメリットはソース内で個々に指定しなくてすむためお手軽です。
逆にデメリットとしては、サーバ管理者側で設定変更が行われた場合、
その対応を自身で個々に行わなければならない点です。あらかじめ「phpinfo()」や「get_include_path()」等を使い
MasterValue(管理者にて設定されている値)を確認します。
そして、「.htaccess」内で「php_value include_path ".:[MasterValueで設定されているパス]:[自分のPEARライブラリパス]"」という方法で設定します。
ちなみに、CORESERVERではMasterValueは「.:/usr/local/lib/php」が設定されているので、
「php_value include_path ".:/usr/local/lib/php:[自分のPEARライブラリパス]"」となります。もうひとつの方法ですが、これはPHPのソース内でパスを追加する方法です。
一旦「get_include_path()」でMasterValueを取得し、
その後、自分のPEARライブラリのパスを付加し、「set_include_path()」にて設定する方法です。
以上で共有サーバであっても独自にPEARライブラリを利用できるようになります。
なお、利用にあたっては利用規約やセキュリティ面に十分に注意してください。
Technorati Tags: PEAR, go-pear, CORESERVER
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