DNSラウンドロビングといっても、ひとつのFQDNに対して、
複数のIPを関連付け、ブラウザ側で自動的に経路選択してくれるという
便利な機能についてテストしてみました。
なお、本記事を参照するにあたり事前に告白いたしますが、
私はネットワークについて比較的疎いほうですので、
内部的なロジックや、具体的な技術情報の精度については、
正直自信はありません・・・あくまでも「テストしてみました」程度のものですので、
「ご利用は計画的に・・・」ということでお願いします。
はじめに、どのようなテストを行ったかについて説明します。
まず、当然ですが複数のIPを関連付けるFQDNを準備します。
ここでは「dnslb.technology-knowledge.jp」を使用します。
次に、いくつかのグローバルIPを準備し、
上記の「dnslb.technology-knowledge.jp」に関連付けます。
今回はグローバルIPを3つ準備しました。
設定が完了したらDNSからどのように見えるかチェックします。
チェック方法は以下のように行いました。
>nslookup dnslb.technology-knowledge.jp
上記の結果、以下のようなレスポンスが返ります。
上記の結果から、とりあえずDNSは対象のFQDNに対して
3つのグローバルIPを正しく認識していることがわかります。
※ XXX.XXX.XXX.52 ~XXX.XXX.XXX.54の3つ
つぎにこの3つのグローバルIPに対応したWebサイトを準備します。
とりあえず、死活とどのサーバに接続されているのかわかればよいので、
ページには「I’m 52」のようにサーバに割り振ったIPの末尾がわかるようにします。
試しにブラウザで確認すると以下のように表示されます。
上記のページはもちろん個々のアドレスを叩いても表示されます。
ここまでで、テストの環境はそろいました。
早速テストを行いますが、まずはどのようなテストを行うのか、
その方法について説明します。
まず、ここで調べたいことは、以下の内容です。
- FQDNに関連付けられたIPで提供するWEBサイトが落ちた場合
ブラウザ側では正常に代替IPを参照するのか? - DNSラウンドロビングは基本的にDNSサーバ側の機能だが、
ブラウザ毎に何らかの動作に違いがあるのか?
以上の2点をテストを通じて理解することを目的としています。
具体的なテストの手順は以下の通りです。
- FQDNに関連付けたIPアドレスに対応したサイトを全て立ち上げる。
- まずは、通常通り対象のブラウザから「http://dnslb.technology-knowledge.jp」
に対してアクセスを行い、正常に表示されるか確認する。 - 次に、「XXX.XXX.XXX.52」からサイトを停止していき、その際に各ブラウザが
正常に表示を行うか確認をする。
※なお、52~53までを3セット、起動停止を行う。
※このセットでは、3IPのうち2IPが起動している状態で試験を行う。 - 次に、「XXX.XXX.XXX.52」から順に1IPのみ起動した状態にし、
その際に各ブラウザが正常に表示を行うか確認をする。
※なお、52から順に3セット、起動停止を行う。
※このセットでは、3IPのうち1IPが起動している状態で試験を行う。 - 次に、3IP全てを停止した状態で、各ブラウザの動作を確認する。
※基本的に一旦タイムアウトすることを確認する。 - 次に、いずれか1IPを起動させ、その際の各ブラウザの動作を確認する。
※「5」および「6」の手順を52から順に3セット実施する。
以上の手順で、FQDNに関連付けられたIPの状態が変化することに対して、
各ブラウザ毎に挙動がどのようになるのかを確認します。
前編はここまでです。
後編では実際の試験の結果を説明します。
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- DNSラウンドロビングについてテストしてみました~前編~ from SeeIn開発日誌


