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MySQLClusterを試す~構築イメージの説明(事前準備)~

さて、実際の構築に入る前に、MySQLClusterについて少し説明しつつ、
今回どのような環境を構築するのかについて紹介したいと思います。

まず、MySQLClusterを構成する内容について説明します。
MySQLClusterは主に以下の3つのノードから構成されます。

  • マネジメントノード(MGMノード)
  • MGMノードとはMySQLClusterを構成する各ノード(NDBDノード、MySQLDノード)を管理する為の機能を有したノードです。
    MySQLClusterに対して、起動と停止、状態の確認や設定の変更等の管理作業はMGMノードに対して行います。
  • データノード(NDBDノード)
  • NDBDノードとはMySQLClusterの中核となるノードで、Cluster上のデータの保存と共有化を担うノードです。
    言い換えると、このNDBDノードの構成によって管理するデータの保全性が決まるといっても過言ではないでしょう。
  • SQLノード(MySQLDノード)
  • MySQLDノードとはいわゆるMySQLServerが稼動したノードです。
    設定パラメータを一部いじる必要はありますが、通常のMySQLServerと変わりはありません。
    クライアントが実際に接続を行う先もこのMySQLDノードとなります。

簡単ではありますが、上記の3種類のノードから構成されています。

上記の詳細な情報については公式サイトの以下の情報を参照ください。

第14章 MySQL Cluster

今回はこれらのノードをMGMノードを1台、NDBDノードを2台、MySQLDノードを2台の合計5台で構成します。
構成を簡単な図にしたものが以下のものとなります。
なお、実際には同一ネットワーク上に並列で並んでいますが、イメージをつかみやすくする為、
あえて階層的なイメージに置き換えて表現しています。

※上記の5台には「クライアントノード」は含まれておりません。

まず、「MySQLClusterを試す」でも説明したように、MySQLClusterでは接続先のMySQLDノードに
何らかの障害が発生した場合、自動的に接続を別ノードに引き継ぐ機能を現時点では有していません。
その為、万が一接続先ノードに障害が発生した場合、クライアント側で接続先を変更するか、
または、LVS(Linux Virtual Server)のような仕組みを使い、クライアントからの接続先を仮想ノードとして、
実サーバ(MySQLDノード)を意識しない構成にするかのいずれかの対応が必要となります。

今回は、MySQLClusterの構築に絞って説明します。

構成的に特に特殊なところはありません。
もっともクライアントからMySQLDノードが単一ノードとして見えないことは
商用RDBを使われている方から見れば十分特殊に思えますが、
その点はむしろ、着眼点が異なる(商用DBはノードをクラスタ化する方式)ので、
特徴を理解して構成すると違和感はそれほど感じないかと思います。

今回は、上記で紹介した構成のMySQLClusterを構築しますが、
基本的に利用するバージョンは「5.1.23」、導入方法はRPMを利用します。

次回の説明に入る前に各ノードで必要となるファイルを説明します。

  • MGMノード
  • (1-1) ClusterStorageEngineManagement
    (1-2) ClusterStorageEngineBasictools
    (1-3) perl(DBI)
    (1-4) perl(Class::MethodMaker)
  • NDBDノード
  • (2-1) ClusterStorageEngine
  • MySQLDノード
  • (3-1) MySQL Server

「1-3」「1-4」以外は全て公式サイトから入手可能です。
また、「1-3」については、yumを利用してインストールが可能ですが、
「1-4」については、yumでは導入できない為、
cpanから取得して導入するか、またはRPMを公開しているサイトから入手し、
事前に導入を行う必要があります。

(参考)
http://dag.wieers.com/
※サイトの左側にある検索ボックスに「MethodMaker」と入力し検索すると、
「DAG: perl-Class-MethodMaker RPM packages for Red Hat, CentOS and ...」
という検索結果が見つかりますのでクリックしてください。
すると、該当パッケージのページが開きますので、例えば、CentOS(5.1)であれば
「perl-Class-MethodMaker-2.10-1.el5.rf.i386.rpm」が見つかりますので、
クリックしてダウンロードし、MGMノードを構築するサーバにアップロードしてください。

以上のファイルを準備したら個々に導入設定を進めることが可能です。

なお、ここであげている「MGMノード」や「NDBDノード」「MySQLDノード」という呼称については、
正式な名称ではありません。
最初、「MGM」や「NDBD」等の正式な名称を探したのですが、
どうも説明(原文)を確認してもそれらしい名称が発見できず。
「MGM」機能を有するノード、つまり「MGMノード」のような感覚で呼んでいます。

次回は、MGMノードの構築について説明します。

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