前回までの作業でWSUSサーバ側の準備は完了しました。
今回はクライアント端末側の設定を行います。
WSUSを利用する場合、クライアント端末側でWSUSサーバと連携するように
設定する方法にはいくつかの方法があります。
代表的な方法としてActiveDirectoryを利用した方法です。
企業内で利用する場合は最も一般的な方法だと思います。
しかし、ActiveDirectoryを用いた方法を利用するには
当然ながらActiveDirectory環境が必要であることと、
その点の説明は比較的情報が多く出回っていますので、
それ以外の方法としてグループポリシーエディタを利用して
配布する端末毎に設定する方法を説明します。
まず、対象のクライアント端末にて「ファイル名を指定して実行」を選び、
そこで「gpedit.msc」と入力してください。
すると、「グループポリシー」と書かれたウィンドウが起動したと思います。
これは「グループポリシエディタ」というもので、
Windowsシステムやユーザに対する各種ポリシー設定を行うツールで、
Administrator権限を持つユーザのみ起動することができます。
WSUSに関連する設定は「コンピュータの構成」内「管理用テンプレート」と選択し、
さらに「Windowsコンポーネント」を選択すると、その中に「Windows Update」があります。
この中にWSUSサーバと連携するために必要な各種設定項目があります。
では、早速設定に入ります。
まず、はじめに「クライアント側のターゲットを有効にする」を選択してください。
※なお、該当項目をダブルクリックするか、右クリックでプロパティを選択してください。
ここで設定するのは、WSUSサーバ側で作成した管理用のグループ名を設定します。
「未構成」「有効」「無効」と3つの選択項目がありますので、その中から「有効」を選択し、
そして、下にある項目にWSUSサーバ側で作成した管理用のグループ名を入力します。
なお、この項目を最初に設定せず、その状況で他の項目の影響で自動更新が開始された場合、
WSUSサーバ側で対象とするグループ以外に振り分けられてしまいます。
一度WSUSサーバ側に情報が登録されるとコマンドラインから情報更新を行わない場合
約24時間程度は情報が更新されなくなる可能性もありますので、
本項目を先に設定しておくことが望ましいです。
次に、「イントラネットのMicrosoft更新サービスの場所を指定する」を選択します。
ここでは、イントラネット内に構築したWSUSサーバのアドレスを設定します。
サイトの設定等に依存する内容ですのでご自身の設定環境に合わせて設定してください。
なお、注意点としては、本項目を設定し有効にしていない場合、
その他の項目の設定は反映されませんので注意してください。
次に、「自動更新を構成するプロパティ」を選択します。
この項目では自動更新の更新タイミングと更新時の動作に関する設定を行います。
この内容はWindows(Microsoft)Updateでもおなじみの内容ですね。
「自動更新の構成」では、ダウンロードとその反映について設定します。
ダウンロードを自動にするかどうか、また反映を自動にするかどうか等設定します。
また、あわせてインストールの実行日と実行時間も設定することができます。
このあたりは運用方法に合わせて設定しましょう。
次に、「自動更新のインストールを再度スケジュールするのプロパティ」を選択します。
この項目は完了していないインストールを再度実行するまでの間隔を設定します。
このあたりは運用方法に合わせて設定しましょう。
次に、「自動更新の検出頻度のプロパティ」を選択します。
この項目は何時間間隔で更新プログラムの有無を確認するかについて設定できます。
ここも、運用方法に合わせて設定してください。
さて、ここまで設定するとクライアント端末側の設定は一通り完了です。
しばらくしているとクライアント端末側のタスクトレイに見覚えのあるアイコンが表示されます。

クリックすると通常のWindows(Microsoft)Update同様の動作を確認できます。
皆さんも見覚えのある画面ですね。
とりあえず、カスタムインストールでも選択してみましょうか。
ちゃんと更新項目が表示されています。
残念ながら項目が灰色ですので選択はできませんが、
通常の更新と同様に更新方法の選択や更新内容選択が可能です。
もちろんインストールをクリックすると普通にインストールが開始されます。
そしてインストールが完了すると必要に応じて完了を促されます。
さて、どうだったでしょうか。
想像していたよりも非常に簡単にクライアント端末側を設定ができたと思います。
さて、実際の運用ではここから先の設計と設定がキモとなります。
例えば、今回はWSUSサーバ側で配信内容について一切設定をしていません。
また、管理グループも適切に設計しておらず管理するには不十分ですね。
次回はこういった点をちょっとだけ改善してみたいと思います。
お疲れ様でした。
Technorati Tags: WSUS, Windows Server Update Service
- Newer: Windows Service Update Service(WSUS)の導入~WSUSの日常運用~
- Older: Windows Service Update Service(WSUS)の導入~WSUSの運用準備~
Comments:0
Trackback+Pingback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://blog.technology-knowledge.jp/2008/10/17/405/trackback/
- Listed below are links to weblogs that reference
- Windows Service Update Service(WSUS)の導入~クライアント端末側の設定~ from SeeIn開発日誌










